これが、患者さんの体にあったサイズのバッグを選ぶために、最初に挿入するエアバッグ(?)

本来は生理食塩水を注入して使用するバッグなのだが、注射器でエアを測りながら入れていくと、注入した分だけ容積が増えるという性質を利用してバッグのサイズテストに使用。これひとつあれば、ぴったりのバッグを探して何度も入れ替えたりしなくて良いので、患者さんの負担を減らし、手術時間を短縮することができる。

*このまま生理食塩水バッグとして使うことができるが、今回は別の用途での出番となった。感触はやや固めだそうだ。

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目盛りをみながら、シリンダー内の空気をエアバッグに送り込む。

これで270cc空気を入れたところ。

たったの数秒で、みるみる胸が盛り上がってゆく!

盛り上がったところでマーキング。エアを入れた後は、バストの下側のチェックがメインになるようだ。

早瀬さんの目隠しがはずされ、大きくなったバストとのご対面。

目かくしをされていた目が手術用の照明に慣れないので、しばらく時間をかける。

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手術中はコンタクト禁止なので、めがねを持ってきてもらって自分のバストがようやく見えたときの笑顔。

「大きさはどうですか?」
「うーん、もうちょっと大きいほうがいいです」

本人の希望で、あと30cc大きい300ccのバッグを挿入することに決まった。

横から見ていると、もうこんなに大きいのだけれど、プラス30ccという本人の希望をかなえるためのマーキング。

この後、再びL字型の器具を使って、30cc分のスペースを追加して広げていた。

これが早瀬さんの胸に挿入されることになったテクスチャードタイプの300ccのバッグ。表面がざらざらしている。

豊胸の手術後、考えられるトラブルとしてもっとも多いのが、たんぱく質の膜が一枚の板状になってバッグを覆って硬くなる”拘縮”と呼ばれる現象。表面がつるんとしたタイプのバッグによくみられる。
一方、テクスチャードタイプのものは、表面に無数のシワがあるため、膜が張っても一枚の板状にはならない。

テストバッグを取り出し、バイオセルバッグが挿入されます